精神疾患アラサーよしふでの失敗と黒歴史~まだやれる~

人生情緒不安定。何度もうつ病。アラサー経歴無しでも気にしない

【地獄】下剤を使ったら腹が爆発するくらい痛くなった話

一般的に、便秘になるのは女性が多く、下痢になるのは男性が多い。

私は男だが、小学生の頃からクソみたいな便秘体質を持っていた。

 

まず、自分のうんこの頻度が普通じゃないと知ったのは、小学生の頃だった。

学校で、男子の同級生数人と「登校がある日、朝起きてから家を出るまでの間何してるの?」というような話題になった。

ちなみに私は、毎朝7時40分くらいに起きて、おしっこして、ヤクルトを飲んで、ぼんやりしながら着替えて、飯も食わずに8時くらいに家を出る。学校までの距離が結構あるので家から走って行き、いつもチャイムが鳴る8時半ギリギリに教室に到着するというダメな子供だった。(私がダメ人間になった理由も納得できる)

その時のうんこの頻度は1~2日に1回くらい、するのは夜が普通だった。

 

他の子はというと、「朝6時に起きて~うんこして~歯磨いて~」とか「7時に起きて~うんこして~飯食って~」とかだった。

最初に衝撃を受けたのはみんな起きるの早っ。そんな早く起きて何すんだということだった。でも1番驚いたのが、みんなもれなく朝目覚めたらうんこをすることだった。しかも毎日。

そこではじめて「うんこは毎朝出るもの」と知った。そのあと、別の機会で他の子とこの話題になったときも、やっぱり毎朝していた。そこで、自分が普通じゃないことを確信した。ただ、その時はまだ便秘というものをよくわかっていなかった。

 

余談だが、ドラえもんクレヨンしんちゃん(だったか忘れたが)など、アニメの中で朝トイレに座りながら新聞を読んでいるシーンをよく見かけていた。当時は(なんで大人の男の人は朝トイレで新聞を読むのだろう?)と疑問に思っていたが、うんこが朝に出るものだと知ってからこのシーンの意味が分かった。

 

 そして、20代後半。実家に1日中ひきこもりながらパソコンをいじくるニート生活を送っていた。もちろん運動などせず、動くのはトイレか風呂、飯を買いに行くときくらいだった。当然のことながら不規則かつ偏った食生活を送っていた。

筋肉を全く使っていなかったので、体の線は細く腹だけ突出しているという体つきをしていた。排便に必要な筋力も衰え、便秘に拍車がかかり5日に1回便が出ればマシだった。

この時期が本当にひどくて、ある時1週間経っても出なかった。さすがにちょっと焦ったが、まあ明日くらいには出るだろうと思って放置していた。

けど8日、9日、経っても便意が全くなかった。そして10日目に突入してこれは本気でヤバいと思った。焦りすぎて変な汗が出てきた。下手したらうんこの汁だったかもしれない。

このままだとうんこに殺されると思って、遂に初めての下剤にチャレンジしようと決めた。ドラッグストアにかけこみ、かの有名なピンクの小粒のやつを買った。

使い方は大人1回2錠で、寝る前に飲むみたいなことが書いてあった。この時はまだ起きてからさほど時間が経っておらず、全く眠くなかった。見た感じ飲んでから出るまでに時間がかかりそうだと思い、焦っていた私はその説明書きを無視して2粒飲んだ。

これがいけなかった。

 

飲んでから数時間後、お腹に少しずつ動きが出てきた。その時「便意キター!」と薬の効き目が出たことに喜びを感じていたが、それもつかの間。便意だけがやたら独り歩きしはじめた。歩くを通り越してジェット。便意はあるが、肝心の実が出る気配がない。だんだんお腹の痛みが増してきて変な汗が出てきた。

例えるなら、腹が爆発するまでずっと空気を送り込まれているような、そんな感覚だった。トイレで座りながら便が出るのを待つ余裕などなく、私は歯を食いしばり、腹を抱えながら布団にうずくまった。その間、も゛う゛悪゛い゛こ゛と゛し゛ま゛せ゛ん゛゛許゛し゛て゛下゛さ゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛、といつ終わるかわからない苦痛の恐怖からひたすら神に謝り続けた。

 

ちなみに、友人が尿管結石になったときも同じような態勢でずっとごめんなさいと心の中で連呼したらしく、人は掴みどころのない苦痛を受け続けると謝りたくなるということがわかった。

 

たぶん、30分~1時間くらいうずくまっていたと思う。ずっとこのまま痛みが治まらなかったらどうしよう、死ぬかもという恐怖があった。

そこで、やっと肛門のセンサーが便を感じ取り、便所にかけこんだ。肛門は大フィーバーして10日分のモノが土石流のようにドバドバ音を出して流れ落ちた。その間も腹の痛みは治まらず、よだれを垂れ流しながら便をした。

そしてようやく痛みが治まり、腹の中のモノは綺麗さっぱり無くなった。勢いのあまりしばらく肛門はヒリヒリしていた。

この時、説明書に書かれていた「寝る前に飲む」を守らなかったことを後悔した。たぶん、こういうことがあるからなのだと思う。そして、下剤の効果をみくびっていた。

 

私はこの時誓った、もう2度と下剤は使わないと。

 

もし、便秘に悩まされていて下剤を使おうか悩んでいる方には注意をしていただきたい。使うとしても、初めは1錠にしておくといいかもしれない。

それと、運動と乳酸菌も大事だよということも。

 

少しでも同じ悲劇が繰り返されないように。

 

明日もハレルヤ