精神疾患アラサーよしふでの失敗と黒歴史~まだやれる~

人生情緒不安定。何度もうつ病。アラサー経歴無しでも気にしない

【心が荒野】精神病んで金髪にしてピアス空けた話

私は高3の3学期に精神を病み、金髪にして左耳にピアスを空けた。その時の話。

 

私は昔から人と接するのが苦手であり、集団生活が物凄くストレスだった。表面上人に合わせる事はでき、話したり遊んだりするような友達はいた。だが、気兼ねなく接することができる心の友と呼べるような存在はいなかった。

高3にあがったくらいから、極度のストレスで顔一面に無数の白ニキビができた。見ていられないほどの醜い自分の顔が嫌になり、高い化粧品を買ったり、指でつぶしたりしてニキビを無くそうと頑張ったが一向に治らなかった。誰もこのニキビについて触れてはこなかったが、裏で言われてたりしたらどうしようとか、絶対心の中で汚い顔だと思われてるよと勝手な妄想をしてネガティブに陥り、人と顔を合わせることを避けるようになった。

熱があると親に嘘をついて学校を休んだり、朝登校したフリをして学校に行かなかったり、徐々に学校に行く回数が減た。最初は友達から連絡が来て励まされたりもしたが、「集団生活のストレス」と「ニキビ顔を人に見せるストレス」で精神的にまいってしまい、学校には行けなかった。

ちょうどその頃に少し悪めの友達の影響でパチスロとたばこを覚えた。パチンコ屋には煩わしい人間関係はないし、誰にもこの顔を見せることもない。ストレスから逃れるために学校に行かないでパチンコ屋に通う機会が増えた。日を重ねるうちにパチスロに夢中になった。

そして高3の10月、遂に学校には行かなくなった。

 

もうどうにでもなれと思った。社会なんかクソくらえと思った。

(苦しかった学校生活から解放された。もう縛り付けるものはない、何をしようが俺の自由。そして、ここまで俺を苦しめたこの社会が憎い。)この時、今まで自分を苦しめてきた社会への大きな反抗心が芽生えた。

その結果、社会への反発を表す金髪とピアスを左耳に空けた。やってやった感が半端なかった。

そして今までの不満をぶつけるかのように、毎日ゲーセンかパチンコ屋を行き来した。

 

この非行を見兼ねた親が、高卒資格だけはとっておけと通信制の高校に編入する手続きをしていた。自暴自棄になり親の言うことは聞きたくない、学校なんてもう行きたくないと最初は嫌がった。だが、1ヶ月ほど行くだけで卒業試験に合格すればいいという話だった。これなら楽だし、私も中卒はまずいかもしれないと不安になったので、その助言を聞き入れて高卒資格を得ることにした。

通信制のクラスには男女合わせて15人くらいで、皆いわゆる訳アリといった感じの人だった。社会に不満がある人、勉強が極端にできない人、見た目は優等生からギャルまでいた。私は自分と同じように「生き方」に苦しんでいる人がいると思って少し居心地が良かった。私は転校生だったので、周りの席の人が気遣ってくれた話しかけてくれたりした。だが、私はその時誰とも関係を持ちたくなかったので「ああ」「そう」と無愛想な相槌だけして、結局卒業式まで孤独に過ごした。

 

卒業した後は金髪に染め続けるのが面倒で、結局その時以来髪は染めていない。ピアスも20代前半まではつけていたが途中から興味が無くなり、今では穴は塞がっている。余談だが、たばこは20代中盤で辞めた。

 

所々話は反れてしまったが、金髪にしてピアス空けたいきさつはこんな感じ。色々悩んだりもしたが、今では懐かしい思い出のひとつ。

 

ちゃんと生きたいと思っても、みんなと同じようにできないんだからしょうがない。

普通の人とは違う道かもしれないけど、それでもなんとかなるよ。

 

明日もハレルヤ