【疲れてるのに寝れん…】仕事が嫌すぎて不眠症になった話
一時期、私は不眠症に悩まされていたことがある。
不眠症になったのはライターのバイトをしていた時。毎日、ずっと死にたいと思っていた。
仕事をしていた時の平均睡眠時間は4時間ちょっと。一睡もできない日が何度もあった。
酷い時は3日で2時間、5日で10時間しかまともに睡眠をとることができなかった。
仕事が嫌すぎて会社の入り口で数分立ち尽くしていたこともある。そこで引き返して帰ろうと思ったこともある。それくらいこの会社が肌に合わなかった。
この時の仕事の時の生活リズムはこんな感じだ。
- 7:00 起床
- 7:30 出勤
- 9:00 始業
- 12:00~13:00 昼休憩
- 18:00 退勤
- 19:30~ 帰宅 飯 だらだら 風呂
- 23:30 就寝(布団に入るが寝付けない)
一見すると普通のサラリーマンと同じような生活。だが「就寝」がまともにできなかった。
では何が自分を不眠まで追い詰めたのか説明していこうと思う。
先に、不眠症になった要因を挙げておく。
- 仕事に集中できず、ストレスがたまる席の配置だった。
- 小休憩の取り方がわからず、8時間ずっと同じ姿勢で仕事をしていた。
- 男上司がめちゃくちゃ苦手なタイプの人だった。
- 他のスタッフはそんな上司を支持していたため相談できる相手がいなかった。
- 仕事中、流れてくる大島優子のラジオが嫌いで物凄くストレスになった。
- 少人数のため、私の異質さが目立ちスタッフ全員に馬鹿にされていた。
- 以上の理由から、仕事の効率が全くあがらずそれもストレスになる原因になった。
とまあこんな感じ。詳細は以下で説明していく。
小さい会社で私を含めてスタッフは計4人。40代の上司が男女1人ずつ、2つ年下で同期の女性一人。社長はたまに来社する。
事務所はざっくりとこんな感じ。デスクは下の図のように向かい合う配置になっていた。
席を遮るものはなく、仕事中ずっと上司と同期が視界に入ってくる感じだった。
- 仕事に集中できず、ストレスがたまる席の配置だった。
まずここで、席の配置の話になる。
席には視界を遮るものが無く、スタッフ全員が丸見えだった。仕切りを置こうにも下っ端の私がいきなりそんな要求を会社にできるはずもないし、1人で勝手にやったら頭のおかしいやつだと思って何も言えなかった。仕事中、真正面にいる同期がずっと視界に入り、全く集中できなかった。
顔をあげると向こうもそれに反応するため、相手の集中力を下げないようにずっと頭を下げてパソコンを見つめる姿勢で仕事をした。しかも、横目にはちらっと嫌な上司が視界に入る。これだけで気が散ってストレスになる上に、パソコンから目を逸らせないため目と体もかなり疲労した。さらに、疲れで仕事のペースもあがらないため余計にストレスになった。
ちなみに、このデスクの配置はプライバシーが確保されないためコミュニケーションを取るような仕事向き。ライターのようにひたすら打ち込む仕事には向かない。
- 小休憩の取り方がわからず、8時間ずっと同じ姿勢でタイピングをしていた。
昼休憩以外、全く休憩を取らずに仕事をした。小休憩の時間は決まっておらず、個人で自由に休憩を取るというものだった。喫煙者の男上司と同期は1時間に1回、喫煙所に休憩を取りに行っていた。
事務所内は図のように狭いため、休憩できるところは喫煙所に限られていた。ただ、1時間に1回席を立って他の人の気を散らすのも気が引ける。かといってデスクで休んでいるとサボっていると思われる可能性もある。
1度、自分の席で目をつむって休んでいたら、男上司に寝ていると勘違いされ注意を受けたことがある。このことがあり、精神的にデスクでも喫煙所でも休憩が取れなくなった。
これは私がものを言えない性格のせいもあるので、会社のせいとは言えない。
- 男上司がめちゃくちゃ苦手なタイプの人だった。
私が不眠症になった、または仕事を辞める1番の原因になったのは男上司の存在だった。
男上司(Hさん)は40代。プライドが高く、他の人に絡みたがり、圧が強い。そして、話の中に必ずブラックジョークを混ぜてくる。また、スタッフ全員で会話してるときは「じゃあよしふで君は○○ね」といつも私が損な役回りをさせられる。
事務所の模様替えの話になった時に「じゃあよしふで君は物置ね」と言われたり、社員旅行の話になった時も、「じゃあよしふで君だけ泳ぎね」と言われたりと、除け者のように扱われた。他にも同じような例がたくさんある。
これ以外では「誕生日に貰うとしたら何がいい?」と聞かれ、悩んだ挙句「時計ですかねぇ」と答えたら「そんなの自分で買えばいいじゃん」と一蹴され、心の中で(は?)となりイラついた。
そして仕事中にも、私が「こうしたらもっと良くならないですか?」真面目に意見したら、「そだね~」(カーリングで話題になった)とおちゃらけて返された。おそらく上司Hのプライドに触ったのだろう。こちらが真剣に勇気を出して意見したのを一笑に付され、こちらのプライドも傷ついたしめちゃくちゃムカついた。
これ以外にも山ほどイライラしたエピソードがあるが、なによりも身の毛がよだつほど嫌な存在が仕事中の8時間ずっと真横にいるのが爆発的にストレスにだった。
仕事はこの人としかやり取りができないし、勝手に話しかけられるし、避けようが無かった。
一応、本人は場を和ませるために気を遣ってやっていたみたいだったが、私にとっては苦痛でしかなかった。
- 他のスタッフはそんな上司を支持していたため相談できる相手がいなかった。
女上司(Rさん)と同期の女性(Wさん)は、そんな男上司Hを支持していた。
上司Hは、端からだと「ジョークが上手い頼れる上司」に見える。仕事の話をしていても、どこかで必ずジョークを挟んで和ませてようとしてくる。上司Rは愛想笑いで流しているようにも見えたが、Wさんは本気で笑っていたりする。
「あれ本気で面白かったですw」と上司Hのジョークをやたら褒める。たまに上司が2人とも出張で席を外しているときでも「○○さん(上司の名前)面白いですよね」と言ってくるため、本心から言っているのがわかる。
Wさんは、周りに気が利くし天然でいい子ではあるのだが、上司Hの支持者だったのであまり好きになれなかった。
- 仕事中、流れてくる大島優子のラジオが嫌いで物凄くストレスになった。
職場ではずっとラジオが流れており、聞きたくもない声や音楽が入ってくる。もちろん気が散って仕事は手につかない。
その中でも特に、昼に流れる大島優子のラジオがストレスだった(ファンには申し訳ないが)。大して興味もないくせに無駄にオーバーリアクションで伝えようとしてくるのが妙に気に入らなかった。それが2時間近く流れる。
これには上司Hも気に入らなかったみたいで、ちょいちょい話題になった。ただ、私がラジオを変えようとしても上司Hは「いいよめんどくさいから」と、仕事に集中しろみたいなことを言われて、ずっと大島優子のストレスレディオを我慢しながら聴くしかなかった。
- 少人数のため、私の異質さが目立ちスタッフ全員に馬鹿にされていた。
私はコミュニケーションが苦手で、その異質さが目立ち居心地が悪かった。
私なりにコミュニケーションを取ろうと頑張って発言はするのだが、いつも空回ってしまい余計な発言をしてしまう。そのため、会社内では頭が悪い変な奴というポジション、いわゆる「いじられ役」を確立した。これはこの会社に限らず、小さいころからずっとあったことでもある。
いじられ役自体はそこまで気にしないが、会社内でそういう雰囲気ができあがると私だけが上司Hのブラックジョークの餌食にさせられるため、ストレスが加速する。
一応アドバイスとして、コミュニケーションに自信が無い人は少人数の職場は避けた方が無難である。悪目立ちしてぞんざいに扱われる可能性が高くなるから。
- 以上の理由から、仕事の効率が全くあがらずストレスの無限ループに陥った
先ほどの理由から、ストレスで仕事の効率は落ち、さらにストレスがたまる負の無限ループに陥った。
以上が、私が不眠症になった原因である。細かくあげればこの他にもっと、もぉぉぉっっっとたくさんあるがキリがないためこの辺にしておく。
今思い返すと、仕事の効率を良くする気があるのかと問いたくなるような環境だった。ただ、他人に気を遣いすぎる私の性格にも原因はあったと思う。
もちろん、全部が全部悪いというわけではない。上司Hと話が合ったときは楽しいと感じる瞬間もあった。同期のWさんはこの会社に入れて幸せだと言っていた。
ただ、不眠に悩まされるくらい私には絶望的に合わなかった。それだけのこと。
無理して体壊すくらいなら、その仕事はやめちゃってもいいよ。
明日もハレルヤ